「ベルサイユのばら」特集

原作コミックスの大ヒットに続き宝塚歌劇団での超ロングラン、そしてアニメ化と、長い期間にわたって広くファンを獲得してきた名作「ベルサイユのばら」。その魅力はいまも輝き続け、見る者の心に刻まれている。そんなきらめきを知らないあなたにも、この壮大で純粋な愛の物語に入って欲しい。
貴族たちが贅を尽くした日々を過ごす中、困窮を極める庶民が貴族への憎悪を募らせていく、18世紀後半のフランス。王位を継いだのは内向的で政治に興味が薄いルイ16世と、政略結婚で嫁いできた無邪気で我がままなマリー・アントワネットだった。しかし連夜の舞踏会で出会ったフェルゼン伯爵に、心を惹かれるマリー。そしてそのマリーの推挙によって近衛連隊長になった、男の軍人として育てられたジャルジェ家の女性オスカルと、その従卒のアンドレ。彼らは幸せな時を得る間もなく、ある重大な事件をきっかけに、フランス革命の混沌の中に身を投げ出すことになる。果たして彼らの運命は?

▲オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ

女ながら軍人として育てられる。14歳でフランス王室を守る近衛隊長として就任。剣や銃の腕前も一流である。同時に正義感に満ち、沈着冷静な判断力と、武人として、また貴族としての誇りを持っている。もっともオスカルのもう一面は、華やかな若き男装の麗人。宮廷の貴夫人たちにも圧倒的な人気があるのだ。(CV:田島令子)

▲アンドレ・グランディエ

幼い時からジャルジェ家のばあやである祖母と共に暮らしている。オスカルの幼なじみとして、互いに厚い友情を寄せ合っている。誠実で頼りになるアンドレは、オスカルを常に見守るよき理解者である。物語中盤からはオスカルを一人の女性としても愛するようになり、苦悩していく。(CV:志垣太郎)

▲マリー・アントワネット

紛争の絶えないフランスとオーストリアの友好のため、人質のようにフランス王室に嫁いで来た時、アントワネットはまだ14歳だった。陽気で無邪気、そしてやや我がままで愛らしい性格は、一人の少女としては魅力的だが、後に王太后としてそれが命取りになる。結婚相手の王太子は地味で内気、彼女とは水と油の性格だった。(CV:上田みゆき)

▲ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン

スウェーデンの若き貴公子。フランスに遊学に来ていて仮面舞踏会でアントワネットと知り合い、たちまち魅了されてしまう。しかし、アントワネットのフェルゼンへの執心ぶりが人のうわさになるにつれ、心配したオスカルの忠告を受けて一時母国に帰る。アンドレが死刑宣告を受けた時はオスカルとともに王に直訴する。(CV:野沢那智、堀勝之祐)

▲ロザリー・ラ・モリエール

下町の貧しい娘、ロザリー。母の敵と間違えてオスカルの母を襲い、そのままジャルジェ家の世話になる。姉ジャンヌとは違い貴族の血を引く娘だったが、貴族に対する反感は根強いものがある。オスカルに強く魅かれるようになるが、ジャンヌが事件を起こしたことからオスカルの元を離れる決心をする。(CV:吉田理保子)

▲アラン・ド・ソワソン

衛兵隊B中隊の班長。酒場でアンドレに出会い、以降、良き理解者となる。頼りがいのある仲間思いの男。病気の母親と美人の妹がいる。貧困に苦しむ平民の生活ぶりをオスカルに訴えたり、憲兵隊に隊員が連行されたのをオスカルの仕業と思い、激情する一面も。革命時には最後までオスカルの下で平民のために戦う。(CV:山田俊司)

▲ジャンヌ・バロア

ロザリーの姉。旧王家バロア家の末裔と名乗ることで貴族の養女になり、ついには宮廷にまで出入りするようになる。だが彼女の欲望は際限がなく、その果てに王家の存在を揺るがす大事件を引き起こす。(CV:松金よね子)

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